歴史的背景から知る、コミュニティデザインとは

コミュニティ デザイン
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コミュニティデザイン、聞き慣れない言葉かと思います。歴史をさかのぼっていくと、実は意外なところから始まっています。

そもそもコミュニティとは、「共同意識をもって生活する場所。もしくはその集団」と定義されます。すなわちコミュニティとは、個の集団です

今回はそれらをデザインするという意味の「コミュニティデザイン」を紹介します。この記事を読むことで、「コミュニティデザインとは何か」を体系的に知ることができます。

コミュニティデザインとは:古代

古代 コミュニティ

物理的な居場所を求めた古代

その昔人々は、集団を形成し、村や町を作っていきました。外敵から身を守り、厳しい環境の中で生き残るためにはそうするしかありませんでした。

各々が生き残るにはどうすればよいかを考え、コミュニティを形作っていきました。これがコミュニティデザインの原型です。

生活できる場所を求めた

まず人々は、生活ができる場所をもとめました。それは命の危機に常日頃怯えることがなく、飢えもある程度なくなるような環境です。

自分たちの安全が最低限保障されるような場所を求め、人々はさまざまなコミュニティを形成しました。

快適に生活できる場所を求めた

次に人々は、「より自分たちが快適に暮らせるようにするにはどうするべきか」を考え始めます。そこで、政府や自治集団などのコミュニティが形成されます。

農業や狩猟・建築など、各種専門の分野に別れたコミュニティが確立されてきました。

こうすることで、各々が解決できる課題に取り組み事により「快適に生活する」という大きな目標に向かって進む1つの大きなコミュニティが出来上がります。

コミュニティデザインとは:中世

中世

精神的な居場所を求めた中世

物理的な安心が充実してきたら、次に人々は精神的な安心を求めました。それは、宗教・家庭・環境・差別・病気などです。

以前とは違う、街の形や農作の技術などではない精神的な安定を求めるためのコミュニティを形成し始めます。コミュニティデザインはここで進化を迎えます。

身に降りかかるさまざまな不安を解消するため、心理的安全性を確保するために。人々はまた、コミュニティを形作ります。

自分たちの尊厳が奪われない場所を求めた

あるコミュニティは自分たちの権利を主張しました。あるコミュニテイは自分たちの信仰に関して主張しました。

ときには対立するコミュニティ同士もありましたが、コミュニティに所属している事自体が、人々に安心感を与えました。

自分たちの安全が十分に保証される場所を求めた

人々は次に、安全が十分に保証される場所を求めるようになりました。他人に自分の生活を邪魔されることもなく、何者に縛られることもなく、理不尽な制約設けない。

そのような世界を目指すべく、さまざまなコミュニティが生まれそれぞれが運動を起こしました。

それは解放運動だったり、権利を主張する運動であったり。この頃のコミュニティは、自分たちの目指す世界を作るために、能動的であったと言えます。

コミュニティデザインとは:現代

コミュニティ 現代

個と個のつながりを求めた現代

ついに時代は現代です。集団としてのつながりが濃くなりました。それは国単位であったり、言語単位であったり。

インターネットという技術も発達しました。数ミリ秒で地球の裏側まで情報が伝達できるのです。これにより「地理的な制約」がなくなり、コミュニティ形成の範囲は「同じ国、同じ地域」ではなく「同じ地球」という範囲でコミュニティデザインはぐんと広がりをみせます。

これが現代におけるコミュニティデザインです。

ともに課題を解決する場所を求めた

物理的にも精神的にも安全が確保されたとき、次に人々はともに課題を解決する場所を求めました。それは職場や学校、インターネット上など様々です。みなさんも馴染み深いと思います。

質問サイトだったり、ゲームの攻略サイトであったり、チャット掲示板など。

「知らないこと、興味のある事」を「知っている人」が教え助け合うコミュニティや、「専門分野の研究」などを行うコミュニティも増えました。

ともに感情を共有する場所を求めた

同じ仲間が簡単にあつまる仕組みが活性化してしばらく経つと、次に人々は共感しあえる仲間を求め、同じ感情を共有する場所ができました。

それは、ファンクラブ, Twitter, Instagram, Facebookなどさまざまです。みんなが同じ気持ちを分かち合えるような場所が出来上がりました。

「同じ感情を共有する仲間」を見つけることによって、より個人間の繋がりを密なものにしていきました。

こうして、コミュニティの形はもはや物理的な制約も、精神的な制約もなく「個と個が自由につながれる」場所として認知されるようになったのです。

コミュニティデザインとは、課題を解決するために自然と追い求めるものである

以上がコミュニティデザインの変遷です。「物理」「精神」「つながり」と時代を経ていくにつれ、そのスケールは広がりを見せてきてました。

「物理的な居場所」という古臭い概念は捨て去られ、いつでもどこでも誰とでも繋がれるような、コミュニティが求められています。

そのコミュニティをデザインするのは、紛れもなく私たちです。

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とげぞう(平沢岳史)

Japan

大学2年で中退し、webライターの仕事に出会う。フリーランスでお金を稼ぎながら、起業に向け様々な事業を進行中。愛知県出身、やさしいかくめいラボ所属、取材などのお仕事依頼常時受付中。

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